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切り株亭の夕食は十八時から始まり、二十時ごろまで出される。大体の片づけが終わる二十時半以降の営業は、レイモンドの気分次第だ。
この日は早々に店を閉め、ランディとチェルシーにも帰宅するよう告げる。
ロザリーはずっと落ち込んだままのチェルシーが心配で見送りに出た。
「チェルシーさん、……その」
心配顔のロザリーに、チェルシーは苦笑する。
手招きされたので、花壇の傍でふたりは並んだ。ランディが心配そうに何度か振り返ったが、「女同士の話だから先に帰って」とチェルシーが追い払う。そして、思いのほか穏やかにほほ笑んだ。
「大丈夫よ。いつかこんな日が来るんじゃないかってわかってたから」
「でも」
「……私がこの宿で働くようになって、七年。毎年この季節に里帰りをするオードリーさんを、レイモンドが心待ちにしているのは知ってたわ。クリスちゃんが生まれてからも、まるで自分の子供のようにかわいがっていたのよ。すごく懐いていたでしょう?」
「そうですね。びっくりしました」
最初から、安心しきった笑顔でレイモンドに飛びついていったクリス。
年に一度の里帰りのときに会うだけだということを考えれば、溺愛ぶりは予想がつく。
チェルシーは寂しそうに微笑んだ。
切り株亭の夕食は十八時から始まり、二十時ごろまで出される。大体の片づけが終わる二十時半以降の営業は、レイモンドの気分次第だ。
この日は早々に店を閉め、ランディとチェルシーにも帰宅するよう告げる。
ロザリーはずっと落ち込んだままのチェルシーが心配で見送りに出た。
「チェルシーさん、……その」
心配顔のロザリーに、チェルシーは苦笑する。
手招きされたので、花壇の傍でふたりは並んだ。ランディが心配そうに何度か振り返ったが、「女同士の話だから先に帰って」とチェルシーが追い払う。そして、思いのほか穏やかにほほ笑んだ。
「大丈夫よ。いつかこんな日が来るんじゃないかってわかってたから」
「でも」
「……私がこの宿で働くようになって、七年。毎年この季節に里帰りをするオードリーさんを、レイモンドが心待ちにしているのは知ってたわ。クリスちゃんが生まれてからも、まるで自分の子供のようにかわいがっていたのよ。すごく懐いていたでしょう?」
「そうですね。びっくりしました」
最初から、安心しきった笑顔でレイモンドに飛びついていったクリス。
年に一度の里帰りのときに会うだけだということを考えれば、溺愛ぶりは予想がつく。
チェルシーは寂しそうに微笑んだ。



