ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


眉間にぴきぴきシワを寄せて凄んでくる夕陽。
怖いって。

私は一応一般人なんだから、そんな本職のような顔して凄んでくるのは狡いと思う。


だからって、夕陽なんかに誰が媚び売るか!


「夕陽、瑠夏さんが怖がっていますよ?少しは黙って頂けますよね?ね?」

そう笑顔で夕陽を咎めてくれる俊さん。
非常に有り難いんだけど…

なんだか笑顔が黒いような…