ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


夕陽への視線を遮るように朝陽が今までより少し大きめの声を出す。


「まずは俺ね〜。夕陽の双子のおにーちゃんで牙龍幹部の橘朝陽。瑠夏ちゃん、人恋しい時はいつでも相手するよ〜」

うん。初めてあった時から何となくそんな気がしてたけど朝陽って軽すぎ。フェロモン出しすぎ。

「女好きに相手してもらうほど私は自分を安く売ってないから」