ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


お礼を言いながら入った隣の部屋は、前に1度入ったことのある幹部室だった。

(やっぱり此処は牙龍の倉庫だったんだ)


「おぉ、やっと来…って、クソ横取り女ぁ?!」

声の主に視線を向ける。

そこには、前にコンビニで私のいちごオレを横取りした如何にもヤンキーな金髪野郎。

まぁ、取り返してやったんだけどね。