「まなみが嘘ついてるだと?ふざけんなっ!」

そう言って、悠に思いっきり蹴られたけど何も思わなかった。

痛みさえ感じなかった。


何にも反応しなくなったからか、いつの間にか王嵐達は立ち去っていたし、野次馬も消えていた。


帰らなければと立ち上がるけど、体がだるくて頭がふらふらする。

(あっ、倒れる)