悪い?と言うと

いやっ、そういう訳じゃっ!と慌てて否定する千尋。


「ていうか、千尋くん何か用があったんじゃないの?」

この暴走族が『牙龍』だと知ったところで、私はもうここに来るつもりもなければ、関わるつもりもない。

だから、『牙龍』を知らないことがそんなに驚くような事だとしても私には関係ない。