「なんて顔してんだよ。瑠夏がそんな顔してるとアイツらの傷も治らねぇだろ」
「私にそんな力ないよ…」
碧斗が励ましてくれているのに私は卑屈になって、マイナスなことしか言えない。
でも、私には本当にそんな力なんてないよ…
そんな魔法使いみたいなこと出来ない。
「そんなことないっすよ!瑠夏さんにはそういう力があるっす!」
「そーっすよ!瑠夏さんが笑顔になったらこいつら一瞬でケガ治してくきますよ!」
碧斗と私のやり取りを聞いていたらしい下っ端のみんながいっせいにそう言ってくれる。
そう、なのかな…
本当に私にはそんな力があるんだろうか。



