「瑠夏、変わったな…。それとも最初から俺たちを裏切ろうとしてたのか?」 悲しそうにそう言う隼人は総長なのに何も見えていない。 変わったのは私じゃない。 変わったのは隼人で王嵐だ。 みんなまなみしか見えていない。 悲しそうに私を見る隼人は、私が何を言ったところで信じない。 「何て面瑠夏に向けてんだ、お前は瑠夏を信じなかったんだ!てめぇは嘘つきなその姫を信じて痛い目見やがれ!」 隼人に向かってそう言う夕陽に、助かったと胸をなで下ろす。 正直、隼人にあんな目を向けられるのは限界だった。