涙ながらにそんなことを言うまなみに眉根が寄る。 だって、それは全部まなみの方じゃない。 王嵐の姫は1人しか要らないって、私を悪者にして追い出したのはまなみ。 一体まなみは何がしたいの? 私が何か言おうと口を開くとまなみはそれより早くに碧斗の方へ駆け寄り、私が何か言う前にまなみが口を開く。 「だから、碧斗くん!瑠夏ちゃんになんかに騙されないでよぉ!瑠夏ちゃんは私をいじめるような悪い子なんだよ?」 嗚呼、まなみが企んでいることがようやく分かった。