ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜



みんなの先頭を夕陽と言い合いをしながら歩いていると、ふと曲がり角の先から荒々しい声が聞こえる。

流石になんて言っているのかまでは分からないけど、夕陽と顔を見合わせてから気になって歩幅を広げて曲がり角を目指す。


角を曲がった途端、人が飛んできて強い衝撃に目を瞑る。



「痛っ…!」


飛んできた人の重みに耐えきれず倒れてしまった私がそっと目を開けると目の前にいるのは王嵐の今の姫、まなみだった。


その事に驚き、辺りを見渡すとまなみの後ろにはまなみを突き飛ばしたであろう女子生徒達がいる。


「っ?!一宮瑠夏と牙龍?!…あんたが悪いんだよっ!」


その女子生徒達は私と私の後ろにいる碧斗達をみて、一目散に逃げ出す。