ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜



尚人は私の言葉にほっとした顔をすると、少し間を置いてから話し出す。


「僕の家は僕が産まれたときから母さんと姉貴2人の4人家族なんだ。それで僕って…ほら。女、顔でしょ?」


言いにくそうにそう言う尚人は自分の顔がコンプレックスなのだろうか。


可愛いのに…なぁ。


私はあえて尚人に肯定の言葉も否定の言葉も言わなかった。


何か言うとしたら、全て話しを聞いてからだと思う。