「ごめん…!」 寒さで酔いも覚めたらしい尚人は、頬を膨らませ私を睨んでくる。 その姿も可愛いんだけど… じゃなくて、本当に申し訳ない。 「尚人?どこ行くの?」 何も言わずに回れ右をしてスタスタどこかへ歩き出してしまう尚人。 「濡れたから、幹部室行ってくる。」