ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


頬はお酒のお陰かほんのりピンク色に色づいているし、目もとろんとしている。


可愛い…


じゃない、そうじゃない。


きっと俊が言っているのは、尚人が酔って暴走しそうなのを止めて欲しいとのことだろう。


ほらだって…



「あ〜、瑠夏じゃん!瑠夏もお酒飲みたいよね〜?ね〜?」



いつもはあまり私に近寄って来ない尚人が自ら私の方へ来てる。