扉の前で立ち止まったのはほんの1、2秒くらい。


なんの迷いも躊躇もなくバタンと扉を開けてその扉の向こう側に行ってしまうのだから


心の準備も何も無い。



碧斗達が先に行ってしまった扉の向こう側からは、王嵐幹部達の碧斗達を咎める声が聞こえる。



瑠夏を信じなかった王嵐と瑠夏を救おうとする牙龍。

2つの族が遂に対面する。