ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


別に拉致されたり襲われたりすることに対して

どうでもいいと思う程自暴自棄になっていないのだ。


だから、もう家にさっさと帰ろうと思い顔の整っているチャラそうな男に背を向けて歩こうとしていた。


なのに、何を思ったのか男に手を掴まれて引き止められていた。

「まって!」