「何が大丈夫よ…」



なるべく王嵐や他の生徒達に会いたくなくて遅刻ギリギリの時間に登校しながらポツリと呟く。


それでも、俊の胡散臭い王子様スマイルを信じて登校したことを褒めて欲しい。



なのにやっぱり、靴箱には溢れそうな程の手紙の山。

モテ男も顔負けの量だと思う。


その内容はラブレターなんて可愛いものじゃないけど。