ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


「いや、私こそ。大丈夫です、では」


良く見ると目の前の彼は顔は整っているけど、見た目も喋り方も軽そうだし

何処かの暴走族に入っていては拉致される可能性や襲われる可能性があるし面倒臭い。


そうでなくても、関わっていい事があるとも思えない人だ。


それに、帰る場所が分からなくなってふらふらしていた私だけど