ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


「私こそすみません。ぼぉっとしていて…」


そう言って顔を上げると


目の前の人を見て少し驚く。

ぶつかった男の顔がすごく整っていたのだ。


王嵐の幹部の皆も凄く顔が整っているけど、この人はそれ以上なんじゃないかと思う。

「うわぁ、お姉さんびしょびしょだねー。ほんとごめんね!ちゃんと帰れる?」