ねぇ、信じてよ。〜捨てられたお姫様〜


朝陽に背中をぽんと押され前に出る。


「私は…!」


ダメだ。
私にみんなを見下ろして話す権利なんて無い。

認めてもらいたいんならみんなと同じ目線で話さないと!


「私下で、みんなと同じ目線で話してくる!」


そう言って階段を駆け下りる。