中学2年生の頃、あたしは1日だけハブりを経験したことがあった。


原因はとても単純で、クラスの中心的存在の子から届いたラインに返事をしなかったことだった。


その日はお母さんの誕生日で、夜はパーティーをしていてラインが届いたことにも気が付かなかったのだ。


その翌日学校へ行くと、あたしは《いない者》になっていた。


どうしてこうなったのか、最初はわからなかった。


混乱し、ひたすらみんなに声をかけて返事をしてくれるのを待った。


けれど1日ハブりは徹底されていて、仲の良い他のクラスの子にまで情報は回っていたのだ。


しかし、それは1日で終わった。


原因もすぐに教えてもらえた。