ケータイ小説 野いちご

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    • 幼なじみ
    • 放課後
    • 教室

    「こうくん、帰ろ?」

    「…」

    「こうくん…?」

    なんで今日、メイクしてるんだ?

    いつも結々は可愛いけど、今日の可愛いさは以上だ

    「ねぇ」

    「どうしたの?こうくん、何かあったの?」

    「今日、なんでいつもより可愛いの」

    「っ…」

    素直な感想を口にすると、頬を赤く染める結々

    あー…可愛すぎ

    「メイクしてるでしょ?」

    「う、うん…」

    「なんで?」

    そう言うと、モジモジしながら話すのをためらっている結々が愛おしすぎてしょうがない

    「えっとね…こうくんに少しでも可愛いって思って欲しくて…」

    なにそれ…こんな可愛い生き物がいて大丈夫なの?いてくれないと困るけど

    「何その可愛い理由…俺はいつも結々のこと可愛いって思ってる」

    「っ…ほんと?」

    「うん、だからさ…俺以外にそんな可愛い結々見せちゃダメ」

    「っ…うん、わかった」

    可愛いすぎる結々は、俺だけが知ってればいい

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    • 後輩
    • 放課後
    • 廊下
    • 壁ドン

    私、波奈。
    只今、宿題を教室に忘れ、夜だというのに学校に忍び込んでいます…
    「ん?先輩?」
    「え?」
    絢斗?
    「偶然ですね」
    「本当!絢斗はどうしたの?」
    「俺は伊紀の宿…」
    「誰かいるのか?」
    え?
    「多分、宿直。見つかると退学になるかも。あ、そこ隠れましょう」
    _ドンッ
    隠れるためだよね…。
    え、絢斗に壁、押し付けられてる。
    なんで、こんなにドキドキするの?
    壁ドンってドキドキするもんなの?
    「けん、と…?」
    「黙ってて」
    ドキドキが収まらない…
    顔が、近い…
    限界で、絢斗が離れた。
    「先生行ったみたいです」
    「そ、そっか、ありがとう、私、帰るね!」
    心臓が、今も速い。
    「先輩、顔赤いですよ?熱?」
    顔赤い?
    「大丈夫だよ!」
    「それならよかったです。じゃあ。あ、」
    『心臓の音、めっちゃ速かったね』
    耳元でささやかれた。
    何あれ…
    絢斗のせいで、また心臓が…
    _ドキ
    あぁ、速くなった。

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    • 後輩

    「先輩ー」

    ヒナタは迎えに来たよと言うかのように教室に入ってきた。

    「ちょっと待ってて!」

    急いでスクバに荷物を積める。
    カランと音をたてるのはヒナタとお揃いで買ったイルカのストラップだった。

    懐かしいなと思い出に浸っていると

    「まだ?」

    と呼ばれた。

    「お待たせ」

    昇降口まで二人で歩く。

    今でも夢みたいだ。こうしてカレカノになれるなんて。

    不意に手を繋いでみる。

    「えへへ」

    夕日で照らされているヒナタの顔はどこか切なかった。

    「ん?」

    「いや、先輩がいつまで俺と居てくれるかなって」

    そんなこと思ってたの?

    繋いでた手に力を込める。

    「私はヒナタから離れるつもりないよ。ヒナタこそずっとそばに居てね?」

    「おう」

    不安にさせてごめんね。

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