宴が終わって、土方さんに呼ばれた。





『お久しぶりです』





「あ、あぁ。…えっと……うまく馴染めているようだな。で、どうだ」





あれ?なんか…よそよそしい気がするんだけど…。





『確かにおと……芹沢さんは、よく通うお店の方達には良い印象を持たれているとは言えません。





ですが、影では芹沢さんをとても尊敬していらっしゃる方がいるようです』





「あ?誰だそいつは」





『街の子どもたちと、その親です』





「はあ?」





『芹沢さんは暇があれば子供達と遊んでいます。時には家のない子供に食を与えたり…





それを知る方達には人気のようです』






「あの芹沢さんがか?有り得ねぇ……」






心底芹沢さんの事が嫌いなんだな。