『白狐、空亡の事なんだけど…』






白狐「それなら調べ済みだよ。天中殺の妖怪。3千万もの妖怪を操る…今までで戦ってきた、最強と思われる妖よりも遥かに強い…言わば、史上最強の妖だよ」







『そんなに……』






白狐「琴、これだけは絶対に覚えておいて」






『なに?』






白狐「僕は一生琴についていく。あの世へもね」






『っ…………』






すると白狐は深刻というより、悲しげな表情を浮かべ言った






白狐「琴はもうわかってるんだよね」






そうか、白狐もわかってるんだ






白狐「これが最期の戦いになること、捨て身の技を使うかもしれないということを」