『うーん……まだ時間が早いから人がちらほら居るな…』





後ろから妖独特な気配がして、振り返るとやっぱりそこには、爪の長い老婆のような妖がいた





《ギギギギギギギギ》





『全く懲(こ)りな…………え?』





なんかいつもの妖と違う……?





その妖を取り巻くモヤは、異様に濃かったのだ