そう言って琴は胸の前で印を結ぶ





『だってさ』






「え………??」






『姿は隠せてても…殺気は隠せてないんだもん』





さっきの女の子は、可愛かった声とは全く違う、妖の声となって悲鳴をあげ、消滅した





「《ギャアアアアアアア》」





『生まれ変わったその体が尽きた後に、また妖にはならないようにね』