仮面に隠された素顔




グサッッッッ





白狐「ごほっっ」





白狐の口から溢れ出た血





その腹には、琴が突き刺した刀があった





白狐「な………なんで…?いつから…」





白虎の目の前には、しっかりとした瞳で見つめる琴の姿があった。





『…空亡が現れて幾日か後だよ。まぁ薄々気づいてた。確信したのはつい最近だけどね。





空亡について調べたけど、白虎の言ってた空亡とは全く異なってた。全部、でっちあげだよね。





空亡と戦ってる時、やけに白狐だけ傷が少ないし、寄ってくる妖が居なかった。




それは、初期に作られた妖は、前から白狐を知っていていて、仲間だと認識している。だから少数派の何も知らない、新しく作られた妖だけが白狐に向かっていった』





白狐「……………」





『白狐が敵だって気づいた時は、そんな答え、信じたくないって心から思った。




警戒しながら接してみても、やっぱりいつもの白狐でさ…笑って泣いて…可愛くて仕方無かった』





白狐「っ………」