今までの過去が振り替えされ、私は今迄にないほどの…いや、この時の私と同じ殺意が芽生えた。






────バッ





すぐ横には心配そうな顔で見つめる白狐の姿があった。





白狐「大丈夫?なんかうなされてたみたいだけど」





『私…自分の過去を知った』





俯いて地面を見つめ、言った。





『空亡は母を殺した。私は復讐の為に今、ここにいる。だから早く決着をつける』





白狐「そっか……わかった」