唖然とした瞬間、俺はナイフを叩き落とされていた。


気が付けば男がナイフを蹴り上げていたのだ。


あとはもう一瞬の出来事だった。


伸紀とミホコの叫び声が聞こえて来て、次の瞬間には気を失っていたのだった。