桜色の瞳 【弐】

そう急がすと颯来はふっと鼻で笑ってから目を閉じた




ーーーーーーーーーービュゥゥゥウ





颯来を取り巻くようにして風が舞う





あまりにも強い風だったため反射的に目を瞑った






暫くすると風が収まった






颯来「ふっ 目瞑ってないで見てよ。桜海が見たいって言ったんだろ?」






目を開けるとそこには青がかった髪色に空色の瞳……





『綺麗だね……』





颯来は満月に照らされていて、まるで透き通るような美しさだった





颯来「っ……そんな事言われたのは初めてだよ」





一息すると颯来は真剣な眼差しで話し出す





颯来「桜海はさ、香月最後の末裔なんだろ?龍の子」





『うん』