「お前は俺のものだからな。逃げらると思うなよ」






息を吹きかけられるようにそう囁かれると、フツフツと湧き上がってくる感情。


なんで私こんなに振り回されなきゃなのっ!


嘉さんを突き飛ばしながら、想いのまま叫ぶ。



「神様なんか絶対信じないんだからぁあ!!」



大きく私の声が家中に響き渡る。


それでもこの状況は変わりっこなくて。


こうして私と神様とその遣いとの生活の幕を開けざるをえなかった。