こくおうさまのすきなひと


唐突に発せられる私への愛の言葉。

それは私の体温を一気に上昇させ、そして目頭がぼおっと熱くなる。

ミネアと結ばれてから幾度となく聞かれた言葉は、そのたびに嬉しく思うのだけれど、今日は余計に心に響いた。



――これからもずっと、この気持ちは変わらない――


それは私も同じだよ、ミネア。

……いや、それどころか、もっと今よりも私はミネアへの愛を深めるだろう。

どんなことがこの先待ち受けていようとも、決してこの思いが消えることはない。



「……っく」

「アルス様……?」



たまらず、目頭を押さえる。

その涙はどんどん溢れて、私の手を濡らしていく。

ミネアは何も言わずハンカチを取り出し、優しく拭いてくれた。