……そして、産気づいて四日目の朝のこと。
人一倍力強い泣き声が、部屋中に響き渡る。
その泣き声に私たちは、これほどまでにない幸福を味わった。
命を作り出すことは簡単だ。
しかし、その命を腹の中で育て生み出すことはこれほどまでに大変なものなのだと、その時初めて理解する。
だからこそ、その喜びは何事にも代えられないものであった。
そのあとミネアは出産の疲れからか、十日ほど寝台から起き上がれない状態であったが、必死の看病のお陰もあって産後一ヶ月を過ぎた頃には、元気にセシルを世話していた。
その二年後に生まれた長女ライアの時は、驚くほどに安産ではあったが。
……なんとも出産というのは、不思議なものだ。

