いつかはこの庭を子供達が賑やかに駆けずり回り、それを微笑ましく見つめるのだろう。


その時に私は、必ず幸せだと感じるのだ。

ミネアと出会えた事。
ミネアと夫婦になれた事。

ミネアと共に歩む人生が最高の幸せであると、涙を流してしまうかもしれない。


その時、ミネアはどう思う?

私と共に涙を流してくれるか?

私も幸せだと言ってくれるだろうか。



「……なあ、ミネア」

「はい?」

「私は今、とても幸せだ。ミネアはどうだ?」


私の問いに、ミネアは破顔する。

そして一言囁いた。


「私も、とても幸せです。今も、これからも、ずっと……」




~FIN~