復讐アプリ

「話は変わるけどさ、昨日、私の塾の先生が死んだんだ。

線路に落ちて、電車にひかれたって」




「えっ、それってウソでしょ?」




「ウソじゃないよ。

自殺なのか他殺なのかは、わからないみたいだけど。

人が死ぬのって、呆気ないよね」




「そうだね。

自分が知ってる人が、急に死んじゃうなんて……。

だけど綾香さぁ、その塾の先生って、綾香が大嫌いな先生じゃなかった?」




「そうそう、私はあの先生が大嫌いだったの。

私は、あの先生が死んでくれて、よろこんじゃった。

だけど、こんな偶然って、あるのね」




綾香はそう言って、笑っていた。




私は、そんな綾香に違和感を感じていた。




綾香は少しも、塾の先生の死を驚かないって……。