復讐アプリ

私は母に郡山市に行くためのお金を借りようとしたが断られた。




母は、今の私の危ない立場を知らなかった。




私は急がなくてはならないのに……。

急がなくちゃ、私は殺されてしまうかもしれないのに……。




時計の秒針が進むだけで、自分の死が近づいているみたいで私は怖かった。




母は頼りにならない。




命の危機に晒されている私は、泣きながら母がいるリビングを抜け出し、
母の部屋にある財布から一万円を抜くと、急いで家を飛び出した。




時間がない私は、全力で最寄りの駅まで走っていった。