復讐アプリ

「お姉ちゃんの憎い相手が死んだんだよ。

お姉ちゃんが投稿した復讐のシナリオ通りに死んだんだよ。

それなのに、どうしてお姉ちゃんは泣いてるの?

お姉ちゃんはうれしくないの?」




そう言った和宏に、私は泣きながら叫んでいた。




「あなた、いったい何なのよ!

憎い相手が残酷な死に方したら、みんながよろこぶと思ってるの?

あなたは最低よ。

復讐アプリは最低よ!」




「お姉ちゃん、復讐アプリをけなさない方がいいよ。

そんなことしたら、お姉ちゃんのアンチフォロワーが増えて、お姉ちゃんは復讐のターゲットになるんだから」




「もう、止めて!」




私はありったけの声でそう叫んで、和宏にまくし立てた。