復讐アプリ

私は自分が考える中で、一番残酷な復讐のシナリオ投稿していた。




もう私は、自分の投稿を取り消すことはできない。




私は復讐アプリ内で、自分の書き込みを削除する方法を知らないし、
きっとそんなものは存在しないんだと思う。




私は私の都合だけで、安西明美の未来を奪った。




私の知る限りで、復讐のシナリオが実行されなかったことはないから。




だから、安西明美に待ち受けているのは、復讐のシナリオ通りの残酷な死だ。




私は自己嫌悪で、泣いていた。




私は他人に不幸を撒き散らす最低の人間だ。




本当に死ぬべきなのは、きっと私だ。




それなのに……。




私がそんなことを考えているとき、部屋の照明が点滅を始め、しばらくすると消えてしまった。




私は真っ暗になった部屋の中で、嫌な予感に包まれながら、息をひそめて、辺りを見回した。