私は自分が逃れることのできない復讐の連鎖の中にいることをハッキリと自覚していた。




私は誰かを憎み、その人を復讐アプリ内にさらしていかなければ、
進藤友美と同じ運命を辿ってしまう。




一歩間違えば、複数の人間から包丁で刺されていたのは私だから。




復讐アプリ内で、復讐の標的にされたならば、絶対に助からない。




そんなことを思うと、私はゾッとして、寒気がした。




復讐アプリ内でアンチフォロワーを作るのは、命取りだ。




アンチフォロワーを増やさないためには、復讐アプリに、次々投稿していかなくしかないんだ。




私はそう思って、復讐アプリに投稿をした。




私の復讐の対象は、幸せを絵に描いたらような私の同級生、安西明美だった。