それから、ナナちゃんは「王子様」という言葉からなにか思いだせないか考えていたけど、なにも出てこなくて、僕はそんなナナちゃんを黙って見ているしかなかった。 何分たったかわからない。ナナちゃんは思いだせなくて、お腹痛くて我慢しているみたいな顔をしていた。 僕が「もう、帰っていいかな」とナナちゃんに言い、今日は終わりになった。