それからというもの。

「ソフィア様、また贈り物が届きましたけど」

「・・・はあぁぁぁ・・・」



そう。

あの夜以来、毎日のように私に贈り物が届いていた。



それは綺麗なドレスや煌びやかな装飾品、その他もろもろ・・・。


送り主は全て殿下からだ。

ご丁寧にちゃんと箱に入っていて、リボンまでついている。


そして必ず一言、「我が妻、ソフィアへ」と書かれた手紙が入っているのだ。




その贈り物を眺めては、さすが金と銀の国だと感心する。

アクセサリーにはふんだんに金と銀が使われているし、ドレスにも刺繍には金の糸が使われていて、シンプルなドレスでもやたらに豪勢に見える。


何か困った時、これを売れば少しは生活の足しにはなるだろう。


この贈り物だっていつまで続くのか分からないし。

ここはありがたく今後の為に頂いておきましょう。