「ねぇ、碧。 終業式の日、みんなをうちに呼んでぱーっとしない? 駿くんたちも呼んで。 あたしご飯作るし。」 「………いいの? 芽依んちだし、芽依、男無理じゃん。」 「大丈夫。 だって最後だもん。 碧、友達だって大切でしょ?」 「うん、さんきゅ。 みんなに声かけるわ。」 「うん!楽しみにしてるね。」 嘘。 そんな日が来なければいいのにって思ってる。 離れたくない。