「まぁ芽依が好きならこのままでいっか。


俺っぽいし。」



「うん、いいと思う。」


「芽依はめっちゃ綺麗な黒髪だよな。」


「女だからね。」


「でも傷んでるやついるじゃん。」


「まぁ人それぞれだよ。」


「俺さー、見た目こんなんだから

ギャルっぽい子ばっかり近づいてくるんだよね。

俺まったく好きじゃないのに。」



「はは、仕方ないんじゃない?

みんな見た目で決めるし。


あたしも今日散々釣り合ってないとか

似合わないとかすっごい言われたもん。

見た目だけじゃん、みんな見てるの。」



「ほんとだよな。

俺らが決めたことにみんな口出しすぎ。」



ほんとそう思う。

あたしたちが想いあってるんだからそれでいいじゃん。



「まぁ碧の人気がすごいから仕方ないけどね。」