死んでもずっと友達だよ

「浩太、どうしてそんなことを言うの?

私たち、友だちだよね」




浩太はそう言った夏希の様子に、身の危険を感じていた。




〈 夏希、お前はオレたちに何も言わずに、死ぬことを選んだじゃないか?

そのときお前は、オレたちのグループから離れる決意をしたんじゃないのか? 〉




浩太は憎しみのこもった夏希の顔が恐ろしくて後ずさった。




〈 夏希、オレたちはもう、元には戻れないんだよ。

それって、仕方がないことだろ?

だって、夏希は死んだのだから…… 〉