死んでもずっと友達だよ

夏希の白かったはずのセーラー服は血で赤く染まり、夏希の顔の皮はめくれ、額からは血が流れていた。




浩太は見るも無惨な夏希の姿に、恐ろしくて後ずさりをした。




「夏希、来るなよ。

オレに近寄るな!

お前はもう死んだんだ。

いい加減に気づけよ!」




「浩太、最近、私の大切なグループチャットのメンバーが私にだけ冷たいの。

私はみんなをいつだって大切な友だちだと思っていたのに……」




「みんな夏希に、冷たくもなるだろ。

夏希はもう、グループチャットにいてはいけない存在なんだ。

夏希、もうオレたちの前に現れるな!」




浩太がそう言ったとき、夏希は憎しみのこもった目で、浩太をギロリとにらんだ。