「そうだよ浩太。

屋上になんて、絶対に行ったらダメだ。

屋上になんて行ったら、浩太はきっと、夏希に取り憑かれるよ。

夏希はもう死んだんだ。

オレたちはもう、夏希とは友だちには戻れない」




浩太は和也の言葉にうなずき、私たちに言った。




「わかったよ。

オレもみんなの言う通りだと思う。

だから、屋上になんて、絶対に行かないよ。

夏希はもう、死んだのだから……」