死んでもずっと友達だよ

私はそのメッセージを書き込むと、ドキドキしながらスマホの画面を見つめていた。




〈 私は書き込んではならないことを書き込んでしまったかしら?

でも私は、そのことをハッキリと聞かなくちゃ……。

夏希はもう死んだの……。

それはもう、変わることのない事実だから…… 〉




悩みがあるならば、自殺する前に言って欲しかった。




夏希が私に悩みを打ち明けてくれたなら、私はきっと夏希と一緒になって、夏希が死ななくても済む方法を考えていたと思う。




でも、もう遅いから……。




時間はもう巻き戻せない。




しばらくすると、夏希からのメッセージが私のスマホに届いた。




【香澄、何を言ってるの?

からかわないで!

私はちゃんと生きている】