〈 あれっ、夏希がいなくなってる……。
どうして? 〉
私は恐怖と不安で早鐘を打つ心臓の鼓動を感じながら思った。
〈 さっきまで夏希がそこにいたのに…… 〉
和也は私が指差したところに目を向け、私に言った。
「夏希なんていないぜ。
香澄、しっかりしろよ。
香澄までおかしくなったら、オレはどうすればいいんだよ!」
どうして? 〉
私は恐怖と不安で早鐘を打つ心臓の鼓動を感じながら思った。
〈 さっきまで夏希がそこにいたのに…… 〉
和也は私が指差したところに目を向け、私に言った。
「夏希なんていないぜ。
香澄、しっかりしろよ。
香澄までおかしくなったら、オレはどうすればいいんだよ!」



