死んでもずっと友達だよ

私は、私の心臓がドキドキと大きな音を立てるのを感じながら、誰もいない廊下を全力で走った。




〈 早くしないと、夏希が私を追いかけてくる。

私は夏希に憎まれ、呪われ、殺されてしまう……。

でも、どうしてこんなことになってしまったの?

私たちは、友だちだったのに…… 〉




私は校舎の三階から、飛び跳ねるようにして、階段を下りていき、一階にある昇降口を目指した。




〈 私はとにかく、この学校から逃げなくちゃ……。

この学校の私のクラスに、夏希がいるから……。

夏希は私を憎んでいるから…… 〉




私が下駄箱までたどり着き、下駄箱から靴を取り出そうとしたとき、誰かが私を追いかけて、廊下を走ってくる足音が聞こえてきた。