死んでもずっと友達だよ

クラスメイトたちが、普通ではない私の様子を見て、ざわつき始めた。




私はそんなクラスメイトたちのざわついた声を耳にしながら、クラスメイトたちが、今ここで何が起きているかを理解していないことに息が詰まった。




〈 みんなには、夏希の姿が見えないの? 〉




私は夏希が恐ろしくて、後ずさりしながらそう思った。




〈 夏希があんなに殺気立って、憎しみのこもった目で、私を見ているのに…… 〉




「香澄、どうしたんだよ。

しっかりしろよ!」




和也の心配する声が私に届いた。




でも私は、和也に助けを求める余裕もなく、後ずさりして、夏希と距離を取った。