死んでもずっと友達だよ

私は恐ろしさのあまりに、震える足で立ち上がったとき、夏希の冷たい手が、私の肩を強く握った。




私はそのことにゾッとして、心臓がはね上がり、無意識のうちに後ろを振り向いた。




〈 夏希…… 〉




私は夏希の変わり果てた姿を見て、声も出せずに、目を見開いた。




血で赤く染まったセーラー服を着た夏希の顔の皮は剥がれ、額から血を流し、
不自然なほどに青白い顔からは生気を感じず、
赤く血走った目からは、憎しみがにじみ出ていた。




｢香澄、お願い……。

香澄と私の人生を交換しよ｣




夏希がそう言って、不気味にニヤリと笑ったとき、私はありったけの声で悲鳴を上げた。